プロフィール

オペラ

Author:オペラ

※所有バイク
Look595
Operaベルニーニ
ルイガノXC-Race

愛車Look595

最新記事

最新コメント

カテゴリ

おすすめ(ロードバイク)











おすすめ(本)













ブログ村このブログの記事

RSS

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
トラックバック
トラックバック送信先 :
コメント
▼このエントリーにコメントを残す

   

OverComing ツール・ド・フランス激闘の真実!

皆さん、どもども。

うつボッチオペラです。

昨日のサイクリングで久しぶりにテンションが上がった私なのですが、そのまま勢いに乗り久しぶりに昔購入したロードレースのDVDを鑑賞してしまいました。

ランス・アームストロング(以下ランス)全盛の時代には毎年その手のロードレースDVDを購入していたのですが、彼の引退後から現在に至るまでイマイチ購買意欲が沸かず、そのジャンルからは全くと言っていいほど距離を置いていました。

そして、私にとって良き時代であったその頃に購入したのが今回紹介するDVDです。

「OverComing」 2005年デンマーク

これはロードレースの総集編をまとめたDVDではなく、その裏側を描いたドキュメンタリー映画です。

2004 年のツール・ド・フランス(以下ツール)を舞台に、ビャルネ・リース(以下リース)率いるチームCSCがその当時エースだったイヴァン・バッソ(以下バッ ソ)を筆頭に、レースの過酷さや人間関係にまでスポットを当てた、まさに当事者、関係者でなければ解らないサイクルスポーツに対する苦悩、葛藤、栄光を描 いたドキュメンタリー映画です。

現在人生にも迷っている私にとって、当時観た時とはまた違った意味で再びこの映画を観ることができるのではと思い、その熱が冷めないうちに早速視聴したという次第です。

ツールは世界最大のロードレースです。
約3週間をかけてフランスをロードバイクで一周します。
毎日のように150km~200km位の距離をアルプス、ピレネーの山岳を越えてひたすら走り続けます。
このレースの為だけに一年を費やす選手もたくさん存在するのですが、出場できるのはそんなエリートの中の極一握りの選手達だけです。
近年ようやく日本人も一人二人アシストとして出場出来るようになりましたが、そこで活躍し注目を集めるような存在になるにはまだまだ道のりは遠そうです。

しかしこの映画、とにかく過酷です。
こんな職業があっていいのか?と思ってしまいます。

骨と皮だけにシェイプアップされた肉体、そしてレースを終えるたびに傷だらけになっていく選手達。
華やかなジャージを脱ぐと、いたるところに血の滲んだ擦り傷、打撲痕が散見できます。

『道の奴隷』、彼らに与えられた称号です。

落車で手首を骨折しながら完走目指して根性だけで走り続ける選手、疲労や炎症、打撲に耐えながら必死にエースを勝たせる為にアシストに徹する選手、一種独特の世界がそこには展開されています。

また、チーム内の人間関係、人生観についてもこの作品では大きく取り上げられています。

従兄弟の薬物中毒死、奥さんの妊娠、エースのバッソや監督であるリースとの人間関係に悩み、チームから孤立していくカルロス・サストレ(以下サストレ)。

レース中に母親のガン発覚、そして死の時が近いことを知らされ我を忘れそうになるエース、バッソ。

チーム運営(資金繰り)や選手達とのコミュニケーション、そしてレース中は監督として常にサポートカーから指示を出し続けなければならないリース。

また、ロードレースの特異性の一つとして、他チームとの利害関係を最大限利用してレースが成り立つという戦略的な要素が含まれているのも魅力の一つです。
時には風や登り坂を利用し、ライバル関係にあるチームの監督同士が協調し合い、プロトン(集団)を引き裂いてお互いに利を得るなどという策も当たり前のように仕掛けられます。

各チームは、一人のエースの勝利のみをひたすら追及し、その他アシストを駒のように扱ってそれを達成するためのみに持ちうる限りの智謀を用います。
アシスト選手に拒否権はありません。
これが『道の奴隷』と言われている所以でもあります。

当然選手は一人一人それぞれ人格をもった人間、その上世界でも屈指の実力を持つプライド高きレーサーなのです。
一チーム9人なのですが、普段の練習含め、監督であるリースはこれらツワモノぞろいのレーサーを穏便にかつ最大限実力を発揮できるべく環境や関係を取り持たなければならないのです。

映画でも常に頭痛と落胆に悩んでいました。

また、そこでリースは選手達に向かって話します。
選手生命は短い、重要なのはその後の事までイメージできているかどうかという事だ、と。

ミケーレ・バルトリはこのレースで引退を決意しました。
数年前全盛期だった自分のイメージを引きずったまま、今の自分に対するもどかしさを常に抱えてレースを走っていました。
そして決意し、一人ひっそりとワインで乾杯しチームを去っていきした。
彼は現在どうしているのでしょう?

レースに話を戻すと、ツール終盤のメインイベントである山岳でチームCSCはようやく監督リースの理想の展開を繰り出します。
サストレが登りでアタックし、集団をバッソとランスと自分、3人だけに絞ったのです。
この場合アシストであるサストレがいるCSCが圧倒的に有利になります。
やがて役目を終え、満足気に離脱するサストレ。
バッソとランス、頂上ゴールまでの一騎打ちです。
しかし、前日バッソからガン克服者として相談を受けていたランスはゴールを譲ります。
狂喜して手を上げゴールするバッソ、そして祝福する関係者。

そして翌日、再び頂上ゴールのツールにおけるキモとなるステージです。
ここでもバッソとランスがゴールを争うことになります。
その時監督リースはバッソに対し一つの不安を持っていました。
「譲るなっ!、行けバッソ」
この指示にも関わらず、バッソは先日のお礼とばかりにランスにゴールを譲りました。
彼の優しく実直な性格がこの過酷なツールでは命取りになるのではないか。
ランスはこれまでツールを5連覇している。
決して運や実力だけで成し遂げられるものではない。
彼の術中にハマってレースを続ければ決して勝つことは出来ない。

その予感は的中しました。
最終決戦の場、15.5kmの登りで行われる個人TT(タイムトライアル)です。
総合順位の低い者から出走するそのステージにおいて、無傷で調子のいいバッソにとっては最後に与えられた逆転のチャンスです。
しかしバッソは何故か不安げな表情のまま出走、そしてその数分後、現在総合一位のランスがまるで獲物を狙う豹のように飛び出していきました。

登りも中盤にさしかかる頃、バッソは背後に迫るランスの気配に気が付きました。
まるで子鹿のように怯えるバッソ。
あっというまに距離は縮まり並走するのも一瞬、全く抗うこともなくバッソは抜き去られてしまいました。
見る見る遠ざかっていくランスの背中。
しかし何もすることが出来ず、ただペダルを回し続けるバッソ。
このステージで差を縮めるどころか、逆に大差をつけられバッソのツールは終焉を迎えました。

家族に迎えられ、まだ小さな子供を抱くバッソ。
しかし、子供から目を逸らした時、その目は虚ろに宙を彷徨っています。
この年総合3位で終わったバッソは宣言します。
「いつか表彰台の真ん中に立ってやる」と。

ツールという巨大なお祭り騒ぎが終わり、選手達は夢から覚めたように再び現実へと戻っていきます。
引退する者、怪我でパリまで辿りつけなかった者、決意を新たに次のレースへ目を向ける者、失意のまま終える者。
選手達はレースの度に人生の岐路に立たされることになります。
プロである以上、結果を出せなければ簡単にクビにもなります。

監督であるリースはそこでも再び選手達に人生についての理念を説きます。
そして選手達はつかの間の休息に入り、再びこの地獄に帰ってきます。

最後に映画のエピローグとしてツールの観衆が道路脇で行っている会話が流れます。
「壁にぶつかった時、私はいつもこう思ってきた」
「前を向けば私より幸せな人がたくさんいる。しかし後ろを振り向けばそこにはプロトン(集団)がある。とても大きなプロトンがね」

いやぁ~、カッコいいですよね、なんか。

懐かしいなあ、この時代。
最強のスターに対して挑む数々の挑戦者。
観ているだけでワクワクします。

最近のロードレースは何かとドーピング騒ぎばかりの上、ランスのようなスーパースターが不在なのでイマイチのめり込むことが出来ません。
まあ、結局ランスもバッソもリースも後にドーピング問題に晒されることになるんですけど。

しかしこのDVD、特典DVDがもう一枚ついており、特典なのに何故か収録時間は本編と同じくらい。
主に本編で使用されなかった他チーム含めた選手達や観客のエピソードを見ることができます。
CSCの特攻隊長、イェンス・フォイクトという非常に個性的な選手がいるのですが、このDVDで日本での知名度を一気に上げる事となりました。



後、私はもう一枚ロードレースのドキュメンタリーを持っているのですが、こちらの方の紹介はまたの機会に。

それでは。


……続く。

最後まで読んで頂き、感謝、感激です。
拍手、コメント
、それだけが励みです。よろしくお願い致します。
        ↓↓

opera595さんのランキング集計結果
ブログランキング・にほんブログ村へ

関連記事
スポンサーサイト
トラックバック
トラックバック送信先 :
コメント
▼このエントリーにコメントを残す

   
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。