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本田選手のツイッターに対する見解。

皆さん、どもども。
うつを背負って人生ヒルクライム中のオペラです。

本田選手(サッカー)が自身のツイッターで自殺に向かう若者に対してこんな事を呟いた。
『他人のせいにするな!政治のせいにするな!!
 生きてることに感謝し、両親に感謝しないといけない。
 今やってることが嫌ならやめればいいから。
 成功に囚われるな!成長に囚われろ!!』

非常に彼らしいメッセージだが、私はそこに何とも言えない違和感を抱いた。
自殺を考えている時の精神状態というものは、概ね重度のうつ状態にあると言っていいと思う。
私は以前からうつをこう定義している。
「うつとは、将来をうまく思い描くことが出来なくなる状態の事である」
つまりその人にとって自分の未来はただただ真っ暗闇なのである。
ある人がこんな事を言っていた。
「人が自殺するのは今死んだ方が得だと判断するからである」
確かにそうだ。この先どこまで行っても得られるのは苦痛しかないのだから。
ところで人は何故生きるのだろう?
フランクルだったかアドラーだったかそれとも他の誰だったか忘れたが、
「生きることに意味は無い」とか何とか言っていた。
そういえばモームも『人間の絆』で、
「人生には意味など無く、ただ”ペルシャ絨毯”のように人それぞれ自分の模様を織っていけばよい」
みたいなことを書いていたような気がする。
ペルシャ絨毯か……。

しかし意味のない人生ならなおさら、人は何故生きるのだろう?と思う。
そう考えるうちに、生きることは”本能”なのだという結論にたどり着いた。
本能ならば人も動物も変わるところは無い「生まれたから生きる」ただそれだけだ。
本能は未来を考えない。ただ今に対応して生を選択するだけだ。
ペルシャ絨毯で例えるなら今という(意味の無い)一目を織るということだ。
ただし人間には理性というものが備わっていて、それが未来を考え、今生きることへの解釈や意味を要求してくる。
そんな訳で宗教や哲学が生まれた。

話をうつに戻そう。
概ね日本人のうつとは理性の暴走による本能の弱体化だと思う。
本能は常に生きることを求めている。
これを生きる欲求、即ち『生欲』と呼べるのなら、うつ状態とは生欲が著しく減退した状態なのである。
本来理性と本能はお互いに牽制或いは協調して存在すべきものである。
よって極度のストレスによって理性が暴走すると、本能もうまく働かなくなってくる。

不眠。
拒食あるいは過食。
性欲減退。
好奇心の縮退。
幸福感の希薄化。

すなわち生欲の減少である。
こういう時まず考えるべきは暴走した理性を沈静化させ、本能の働きを正常に戻してやる事だと思う。

なので、
・一旦うつの原因から離れ、思考を止めよう。
・(薬に頼ってもいいので)とにかく眠ろう。
・食事をきちんと採ろう。
・出来るだけ日に当ろう。
要は限りなく動物の生活に近づければ良いのである。

ここで意外に重要なのが日に当たることである。
イヌイットという北方モンゴロイドの民族がいる。
主にカナダの北極圏エリアやグリーンランドに住んでいるのだが、この民族の自殺率が異常に高いのだ。
理由として考えられているのが、白人(貨幣)文化への接触による食生活の変化らしい。
(紫外線を吸収しにくい)モンゴロイドである彼らは日照不足によるビタミンDの不足を動物の生肉や内臓を食することで補っていた。しかし食生活は一変し、それによるビタミンD不足は不眠症などの弊害を発症させた。
ついでに酒を覚えた彼らは次々とアルコール依存症となり、抑うつ状態への最短コースを進んでいったのだ。
幸いにも日本には白夜は無く、太陽は年中降り注いでくれる。
精神的にも栄養学的にも外に出て太陽の光を浴びる事は重要なのだ。
このような事に気をつけながら日々を過ごしているうちに、やがて本能は回復し、生欲は再び以前の輝きを取り戻す!ような気がする。
(ただし問題なのは、果たしてそのような環境がそう易々と構築できるのか?特に10代においては?という事である)

さて、ここまで来れたらようやく社会と向き合う準備が出来たことになる。
正常に戻った理性を活用するのだ。
再びこのようなことにならないためにはどうすべきか徐々に考えていくといい。
基準は安眠である。
トーマス・マンは『ブッテンブローク家の人びと』でこう言った。
「我が子よ、昼は仕事に喜びもて励め、されど、夜、安らかに眠れるごとき仕事にのみ励め。」
まさに至言である。
このような小説、或いは宗教、哲学、修身、道徳、処世術、芸術その他諸々、世に転がる理知の結晶を”自分に都合よく”利用して再び自分だけのペルシャ絨毯を織り始めよう。
自殺を考えた時も、長いうつの期間も、それぞれが既に何らかの模様となってその絨毯に織られているはずだ。

生きることに意味は無いかもしれないが価値はある。
何故なら織り上がるものは間違いなく”ペルシャ絨毯”なのだから。

という訳で今回の本田選手のツイッター。
『他人のせいにするな!政治のせいにするな!!
 生きてることに感謝し、両親に感謝しないといけない。
 今やってることが嫌ならやめればいいから。
 成功に囚われるな!成長に囚われろ!!』

これは届ける対象が間違っていた。
「自殺に向かう若者」に対してではなく、
「成功を求めて悩む若者」に対してなら100点だったと思う。
……続く。

最後まで読んで頂き、感謝、感激です。
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