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Operaベルニーニ、城南宮へ余計な14km。

皆さん、どもども。
うつを背負って人生ヒルクライム中のオペラです。

注:写真整理の為の思い出ブログです。

先週、仁和寺の御室桜で桜の季節を終えたはずのここ京都。
それでも探してみるとやっぱりどこかには咲いているようで、いくつか見つけた候補の中から私は適当に次の目的地を選んでみた。
城南宮。
これまで行ったことは無い。
聞けば平安京遷都の際に都の安泰を祈願して京の南の端に創建されたお宮らしい。
当時、城南宮の立地は地理的に交通の要所であったため方除祈願のお宮として、そして現在はもっぱら交通安全祈願のお宮として尊崇されているとのこと。
なるほど現在の城南宮の立地は国道一号線と名神高速道路と更に鴨川までもが交差する奇跡のような場所だし、何となく交通安全に御利益がありそうな雰囲気は否めない。

「よし、とりあえず一号線を南下だ。
 そうすればそのうち京都市の南の端で城南宮と出会う事になるだろう」
ベルニーニで自宅を飛び出す時に私はそんな風に軽く考えていた。

国道一号線。
相変わらず自転車には厳しい道路だ。
トラックが恐ろしい勢いで私の横をすり抜けていく。
音が、風が、振動が、命の危機を私に知らせている。
すれすれを追い抜かされる時の恐怖をトラックのドライバーは知っているのだろうか?
それでもたまに距離をとって優しく追い抜いてくれる”出来たドライバー”もいる。
そういう時に私はいつもこう思う。
「この人は多分ロードバイクに乗ったことがある人だ」
私もロードバイクに乗り始めてから歩行者やサイクリストに極端に優しくなった。
その立場にならないと理解できない事があるのだ。
そういう意味において、私はトラックの運転免許の更新について一つ提案したい。
”ロードバイクで狭い幹線道路を走ってみる”
これを条件にするべきだ。
そうすればドライバーの歩行者やサイクリストに対する意識も随分変わるのではないだろうか?
そんな事を考えながら一号線を南に向けて走っていると、やがてこんな標識に遭遇した。

IMG_3323.jpg

「おいっ!! 
 もう京都市なんかとっくに抜けて久御山町どころか八幡市まで来てしまっているジャマイカ」
一体どうやったら一本道の目的地を7kmもオーバーできるんだ?
しかし気が付いてよかった。
危うくサイクリングではなくて旅にでるところだった。

という訳で同じ道をまた7km戻った。
今考えても本当に無駄に恐怖と怒りだけを覚えた14kmだった。
考えすぎるのも考え物である。

城南宮の入り口に着いたのだが、人気を全く感じなかった。
本当に大丈夫なのだろうか?

IMG_3324.jpg

鳥居から境内を覗いてもやっぱり人の気配を感じない。

IMG_3325.jpg

「このまま帰ろうか?いやでも折角無駄に14kmも走って着いたんだから」
ギリギリまでそんな煩悶を抱えながら参観料を払い、私は庭園に臨んだ。
城南宮は庭園内に様々な時代様式の庭を有するお宮である、らしいことを入ってから初めて知った。
まずは平安・室町の庭からである。

IMG_3331.jpg

IMG_3333.jpg

IMG_3340.jpg

「なるほど」
感想としてはこれ以外に思い浮かばなかった。

IMG_3344.jpg

IMG_3347.jpg

恐らくこの辺りは秋の紅葉シーズンにその真価を発揮するような気がする。
もしかすると人が少ないのはそのせいなのかもしれない。

IMG_3349.jpg

室町の庭は立て札によると「池泉回遊式」の黄金期の庭らしい。
「なるほど」
感想としてはこれ以外に思い浮かばなかった。

IMG_3354.jpg

IMG_3355.jpg

次は桃山の庭である。
「見つけた。桜だ」
ようやく一つ目的を達成したような気がした。

IMG_3356.jpg

IMG_3359.jpg

立ち寄った池に群れから離れて私の方に向かってくる錦鯉がいた。

IMG_3360.jpg

どんどん近づいてくる。

IMG_3361.jpg

そして到着。

IMG_3362.jpg

手を水に浸すと体を擦りつけてきた。
恐ろしく人に慣れた鯉だ。
今までどれだけ人に甘やかされてきたのだろうか?
その後、こいつは私が餌を持っていない役立たずだと分かるやいなや、すっと群れの方に戻っていった。
「まるで花街の芸者みたいだな」
鯉にしておくのはもったいない鯉だと思った。

鯉に品定めをされて失格の烙印を押された私は、そのままそのシビアな池を後にした。
そして最後、城南離宮の庭に到着した。

IMG_3372.jpg

辛うじて桜に会いまみえることが出来た。

IMG_3374.jpg

結局ここまで私は巫女さんとその他従業員以外の人、すなわち参拝客と全く会わなかった。
来る時期を間違えたのだろうか?
聞けばここは車の厄払いだけではなく自転車の御祓いもしてくれるという。
車一台6000円、自転車一台5000円。
おいっ、なんか比率的におかしくないか。
もちろん御祓いは御遠慮させて頂き、そのまま帰宅の途に就いたことは言うまでも無い。

……続く。

最後まで読んで頂き、感謝、感激です。
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