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渡部昇一先生逝去。

4月17日に渡部昇一先生が逝去されたそうだ。
私は今日18日、ネットでその事を知った。

「あぁ、ついに来たか」
私の頭に即座に浮かんだのはこの言葉だった。
私はよく先生の著書や動画を拝見させて頂いているのだが、その中に『書痴の楽園』というネット配信番組がある。
先生はかなり辛そうだった。
声に張りが無く、体は一回り萎んでしまったかのようだった。
私の所感だが、先生は去年腕を骨折してから急激に衰えていったように思える。
その番組の最新の回を見た時、私は少なくない危惧を覚えた。
それから約一週間、危惧は現実になってしまった。

先生の人生を振り返ると孔子の有名な言葉が思い浮かんでくる。

吾、十有五にして学に志す。
……
四十にして惑わず。
五十にして天命を知る。
……

幼くして学問の道を志し、四十にして自分の生きる道を見つけ、五十にして天命(生まれた意味)を知り、
そして結局天命は全うできずにその生涯を閉じる。
孔子も同じように天命を全うはしていない。
恐らく天命とは、このように大きな器を持つ人間でさえその生涯においてなお全う出来ないほど大きな使命の事を言うのだろう。
なにしろ神様が命じるくらい大事なことなのだから。
なので君子はその天命をいつか誰かに全うしてもらえるよう、必ずきちんと種を植えてから去っていく。

渡部先生の天命とは何だったのだろう?
先生は英文学者にも関わらず五十歳を過ぎた頃から急激に保守活動にその身を投じていく。
歴史学者の嘘、メディアの嘘、教育の嘘、政治の嘘、そして日本にはびこる様々な悪しき固定観念を突き崩そうとする。
当時はまさに孤軍奮闘に近い状況だったことが容易に想像できる。
何が先生をしてそうさせたのか?
それはひとえに我が祖国、日本への愛の為だった。
その愛はもちろん優しいだけの見せかけの愛ではない。
間違っている(いた)事は間違っている事として容赦なく指摘して糾弾する。
その真っすぐで厳しい姿勢と随所に感じられる愛情は、先生の著書や動画で顕著に見て取れる。
「日本を(誇りある)普通の国に”戻す”」

私が先生の著書で特に感銘を受けたものが何冊かある。
伊藤仁斎の童子問について解説されたものと、幸田露伴の努力論について解説されたものだ。
これらの古典は他の作家による解説書も複数存在しているのだが、読み比べてみるとその差は歴然である。
(全部読んだわけではないが)
解釈の力に圧倒的な差があるのだ。
そこには読み手がこの手の解説書に時折感じるこじつけや無理が感じられない。
至って自然であり、それゆえすっと心に言葉が落ちる。

日本はまた一人偉大なリーダーを失った。
謹んで哀悼の意を表します。
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