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Look595、持越峠と京見峠を越え生の喜びに浸る。

皆さん、どもども。
うつを背負って人生ヒルクライム中のオペラです。

今日は久しぶりによく眠れた。
朝、いや昼近くになって起きるとカーテンから明るい光が洩れていた。
「行くしかないだろう。これは」
昨日暖を求めてひたすら南に下った結果、むしろ恐ろしい北風で凍えて帰ってくることになった悲しい思い出を胸に、私は今北上を決意した。
とりあえず冷蔵庫から何か食べるものを……全く空だった。
確かエネルギーゼリーがその辺に……全く見当たらなかった。
「いいだろう、特に空腹は感じていない。
 むしろ体が軽くなって飛ぶように走れるんじゃないのか」
今日は無駄に前向きな私だった。

躊躇なく、かつ(当たり前だが)何の羞恥心も無く全裸になった。
適当にサイクリングジャージなどを身にまとい、LOOK595のタイヤに空気を詰め込んだ。
「さて、行くか」
京都市街は相変わらず自転車に厳しかった。
それでも街中には風が無い。
それだけでも私の心は軽くなり、つられるように足は軽快にペダルを回し続けた。

無事市街を横断し、鴨川沿いに出た。
何て気持ちが良いんだ。
まだ食事を採っていないどころかボトルの水も全く飲んでいない。
逆にどっかおかしいんじゃないか?
私は首を傾げながら写真を撮影した。
P1010001_20161218174642e12.jpg

鴨川沿いを快調に北上する。
山並みがどんどん迫ってくる。
徐々に肌寒くなってきた。
P1010004_20161218174642fd6.jpg

山の中に突入して暫くすると、足の指が痛くなってきた。
まだシューズカバーなんて要らないだろうという良い意味で前向きな決断によって、私は今後悔の念と闘いながら緩い坂道を登っている。
夏には微塵も感じなかったシューズの通気性の良さは冬にならないと分からないものだ。
P1010005_20161218174645506.jpg

山が深くなってきた。
杉の並木道に射す木漏れ日が幻想的な光景を生み出していた。
結露して使い物にならなくなりつつあった私のショボいデジカメでは再現出来ていないのが残念だ。
P1010009.jpg

「メモリーを認識できません」
このデジカメが初めて私に語りかけてきた言葉だ。
「俺より早く逝くな」
私はデジカメの電源ボタンを何度か入れ直した。
結局、撮れた写真はざらついて靄がかかるという頼んでもいないエフェクトがかかっていた。
P1010010.jpg

共産党大好きの雲ケ畑地区を薄目のまま通り抜け、そのまま持越峠へと突入した。
「やっぱりキツイ」
私は臨機応変に時速7km走法に切り替え、何とか頂上へと辿りついた。
そして峠から真下に集落を見下ろす。
ここでようやくボトルに口をつけた。出発から約一時間半が経っていた。
P1010012.jpg

そして持越峠からのダウンヒルが始まった。
舗装は意外ときれいだ。
体にも苦痛は無い……寒さでちぎれそうな足の指以外は。

無事?峠を降り、今度は京見峠へ向けて登っていく。
途中、あえて参拝者を寄せ付けないような雰囲気の神社に寄った。
ちなみに路面の白いものは御祓いの塩ではなく『雪』である。
言い忘れていたが、ここまでの道中道路の脇には溶けずに残っている雪が散見できた。
寒い訳である。
P1010014.jpg

「クマ出没注意」
今は冬眠中であることを祈りながら記念写真を撮った。
P1010016_20161218174659d39.jpg

その後もダラダラ登っていると後ろからオジサンに声をかけられた。
「こんにちわ」
あっという間に私を追い抜いていった。
オジサンの服装、その走り、そして足の筋肉、どうみてもその筋(プロ的な何か)の人に見えた。

オジサンの走りに圧倒されたままマイペースで登っていると、やがて京見峠の湧き水スポットにたどり着いた。
やっぱりポリタンク(10個ほど並べていた)に湧き水を汲んでいる人がいた。
ここの水は美味しいのだ。
私はボトルの水が全く減っていないにもかかわらず水を入れ替えるべく湧き水の方に近づいていった。
「お先にどうぞ」
譲ってくれたので「ちょっとだけすいません」と答えて湧き水をボトルに給水した。

湧き水スポットからはものの数分で京見峠である。
峠からは京都市街がハッキリと確認できた。
ここもカメラがやる気を全く見せなかったので再現度の低さが残念だ。
P1010018_201612181747000e4.jpg

「よく登って来たな、ここまで」
暫し感慨にふけりながら、私の頭の中はこれから始まる下りの事で一杯だった。
「足の指、もつのか?」
P1010019.jpg

下っている途中、木漏れ日と影による光の明滅が絶えず繰り返され、あやうく催眠状態に陥るところだった。
この時ばかりは足の指が痛くて良かったなんて思った。
前向きな痛みというものもあるのだ。

街が近くなり、道はどんどん綺麗になっていく。
こういう所をスーッと下っていくのが快感なのである。
P1010024.jpg

無事峠を下り終わり、鷹峰から西大路通りへ進んだ。
ここからは南へ向かってずっと緩い下り基調となる。
交通量は多いが実に快適だ。
峠を二つ越えて下りてきた安堵と達成感というのもあるのだろうが、心に余裕を持って走れた。
実に気持ちが良い。
ペダルに込める力が全て推進力へと変換され、ロードバイクが自分の一部になったかのような錯覚を覚えた。
まさに人馬一体、いや人輪一体である。

そして惜しまれつつ?も無事帰宅。
しかしお腹が減らない、喉も乾かない。
何故だ?
俺は今本当に生きているのだろうか?
熱いシャワーを浴びた。
マジで気持ちいい。
足の指にも感覚が戻ってきた。
やっぱり生きているようだ。
生きてるって素晴らしい(どっかで聞いたようなセリフだが)。
この気持ちが明日になっても消えていなければいいのだが。

……続く。

最後まで読んで頂き、感謝、感激です。
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