プロフィール

オペラ

Author:オペラ

※所有バイク
Look595
Operaベルニーニ
ルイガノXC-Race

愛車Look595

最新記事

最新コメント

カテゴリ

おすすめ(ロードバイク)











おすすめ(本)













ブログ村このブログの記事

RSS

Operaベルニーニ、東福寺から光明院まで。

皆さん、どもども。
うつを背負って人生ヒルクライム中のオペラです。

最近私から割とひいき目の扱いを受けているOperaベルニーニ。
今回も見事私の足としての役割を担うこととなりました。

IMG_2585.jpg

走りも楽しみたい。
でも現地での機動性を考えてシューズはSPDだ。
駐輪に適しているとは言えない。
でも観光する位ならまあ大丈夫だろう。

よく言えば万能選手、悪く言えば中途半端。
そんなベルニーニに、このところ私の愛情が止まりません。

目的地は光明院。
東福寺の塔頭(たっちゅう)です。

京都もそろそろ紅葉の季節に別れを告げようとしています。
華やかで勢いのあるモミジを見られるところも限られてきました。

さあ、行こう。
もしかすると今年最後になるかも知れない紅葉狩りへ。

「暑い。中にヒートテックなんか着てくるんじゃなかった。
 おまけに首にはBuff巻いてるし。
 しかしまあそれはイイとして、とりあえず何なんだこの信号の多さは。
 それもオールレッドだし。
 いやでもそれもまあ良しとしよう。
 それより問題は光明院ってどこにあるんだ?」

大体の位置は掴んでから出発したものの、現地で完全に迷子になりました。

「仕方ない、とりあえず東福寺だ」

という訳で、目的地は東福寺へと変更されました。
そして到着後、そこの係りのオジサンの指示に従って特設駐輪エリアにベルニーニを停めました。

IMG_2490.jpg

「やっぱデカいし広いな。東福寺」

IMG_2491.jpg

紅葉はほぼ終わりかけていたのですが、何とか頑張ってそれらしい写真を撮りました。

IMG_2498.jpg

IMG_2503.jpg

IMG_2506.jpg

これだけ大量の紅い落ち葉が数日前には全部木に付いていたのかと思うと残念です。
あと数日早ければ。

IMG_2509.jpg

東福寺の通天橋です。
谷底を見下ろすように屋根付き橋が架けられており、そこから見わたす事の出来る辺り一面の紅葉が有名です。

IMG_2511.jpg

庭園内は紅い絨毯が敷かれているようでした。

IMG_2514.jpg

開山堂の市松模様に掃かれた美しい庭園。

IMG_2520.jpg

通天橋の出口近くです。

IMG_2528.jpg

IMG_2530.jpg

さようなら東福寺。
さようなら2016年の秋。

さて、壮大に寄り道をしてしまいましたが、東福寺を南下すると光明院にたどり着けるはず。
ベルニーニはとりあえずここに放っておいて、いや待機しておいてもらうとして、
私は歩こう。

IMG_2532.jpg

普段着でもなくレーパンでもない、ベルニーニ同様非常に中途半端な服装で歩いていると、スマホを顔に当てた恐らくどこかの添乗員らしきオバサンの声が聞こえて来ました。

「もしもし、○○ですけど。
 はい、そっち分かった?
 そう、良かった。
 じゃ先行って入っとくし、光明院の中に」

何!?光明院。
付いていく事にしました。

しばらくランデブーしていると、古民家のような門構えの屋敷に突然オバサンが吸い込まれていきました。

「ここか。ありがとうオバサン。
 恐らく、というか間違いなく気付いていないだろうけど、あんた自分でも知らないうちに一仕事したんだぜ」

IMG_2533.jpg

枯山水の庭園を日本家屋の中から眺める。
これが光明院のだいご味です。

IMG_2538.jpg

開けた障子を通して庭から差し込む光が、柱、天井、畳、欄間、そして座する女性に独特の陰影を与えています。
実に和風です。

このとき私の頭に浮かんだのは、谷崎潤一郎の小説『細雪』でした。

IMG_2539.jpg

青い苔に黄金のモミジが映えます。

IMG_2542.jpg

障子によって切り取られた、まるで絵画のような風景。
何とか別荘に出来ないものか?
もし朝起きて障子開けてこの風景だったら、きっとその一日を清く正しく生きようと思うはず。

IMG_2545.jpg

縁側に座って枯山水の石庭をしばらく眺めていました。

IMG_2548.jpg

IMG_2550.jpg

この部屋から見える庭はかなり人気が高かったです。
この位置にカメラを構えた観光客が何人も順番待ちをしていました。
もちろん私もその一人でした。

IMG_2558.jpg

左に見える庵でお茶がふるまわれています。
もちろん有料で。

IMG_2563.jpg

柿があんな高いところに。
高すぎないか!樹齢何年なんだ?

IMG_2565.jpg

IMG_2567.jpg

みんな縁側に座って庭を楽しむのです。
その姿を部屋の中から見て楽しんでいる私です。

IMG_2573.jpg

この歴史を感じさせる木の質感、障子の向こうに覗く草木。
詫び錆びの世界です。
多分……よく分かりませんが。

IMG_2575.jpg

パッと見、この家に住んでる夫婦みたいに見える。
なんか昔の日本映画みたいだ。

IMG_2577.jpg

十分堪能しました。
受付のオバサンに「有難うございます」と声をかけられたので私も「どうも」と言って会釈を返しました。

IMG_2581.jpg

「よし、東福寺まで帰るか」

欧米の観光客の集団が楽しそうに光明院の前を素通りしていきました。
この門構えじゃ分かんないよな。
ちょっと残念に思う反面、そう言えば院内には日本人しかいなかったし、これはこれでありかとも思いました。

多分こういう場所も必要なのです。

そんな事を考えながら歩いていた時です。
ふと見上げると。

バナナ!?

IMG_2582.jpg

これはバナナなのか?
バナナっぽいけど。
でもなぜ庭にバナナを。
食用?
一体誰の趣味嗜好なんだ。
高い塀で見えないけど、この人の庭は一体どうなっているんだろう?

頭の中が一気にバナナに変わった私は、さっきまでの詫び錆びのことなどすっかり忘れてしまいました。

「くそっ!あのバナナのお蔭で今日の記憶が9割がた吹っ飛んだ気がする」

東福寺に着きました。
ベルニーニは同じ姿勢を保ったまま私の帰りを待っていてくれました。

IMG_2584.jpg

バナナ……
謎は深まります。

……続く。

最後まで読んで頂き、感謝、感激です。

よろしければポチッとお願いします。 



ブログランキング・にほんブログ村へ




拍手、コメント、それだけが励みです。

   ↓↓
関連記事
スポンサーサイト
トラックバック
トラックバック送信先 :
コメント
▼このエントリーにコメントを残す