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鴨とおばあさんの世界。

皆さん、どもども。
うつを背負って人生ヒルクライム中のオペラです。

いつものどぶ川にいつもの鴨の群れが浮かんでいました。

最近は鴨の世界でも文化の多様化が進んでいるらしく、群れは三種類ほどの鴨的な奴らで構成されていました。

マガモとカルガモは明らかにその容姿も色彩も異なっています。

しかし奴らは至って普通に仲良くたむろしています。

一体奴らはどこでお互いにお互いを仲間だと判断しているのでしょうか?

人間が勝手に鴨類?と定義した三種類は、自然の中においてもそれが己に課せられた枠組みであるかのように群れているのです。

カルガモが短い脚で器用に首筋を掻いています。

マガモが尻尾を左右にプルプル振っています。

別の名称不明の鴨が体をブルブル震わせて水気を払っています。

私はふと思いました。

「こいつら、犬みたいだな」

すると、ある光景が私の頭の中に描かれました。

私は散歩をしています。鴨を連れて。

鴨には首輪が付けられています。

私はそこから延びる手綱を握って鴨と一緒に道を歩いています。

突然、鴨が翼を広げて飛び立とうとしました。

私は手綱を強く引かれて手を離しそうになります。もちろん直ぐに引っ張り返しました。

私と私の目線の高さのところでばたついている鴨は、そのまま暫く引き合いの勝負を続けました。

…………っと、一体何を考えているんだ、俺は。

ふと我に返りました。

気が付くと、何故か鴨とのランデブーを夢想して独り道端に佇立していた私の前に、買い物袋を抱えたおばあさんが現れました。

おばあさんは私の事など意にも介せず、袋の中から柔らかそうな小さな何かをとりだし、いきなりドブ川めがけてそれを投げ捨てました。

小さなそれは鴨の群れの前に落ちていきました。

すると、突然鴨が羽をばたつかせ、まるで水面を走るようにそれに向かって飛びついていったのです。

一羽の鴨がそれに食いつきました。

どうやら、それは食パンか何かをちぎったもののようです。

おばあさんはそれから何度も何度もそれを川に投げ入れました。

鴨たちは、その度に狂ったように水面を走りました。

おばあさんはオーバースローでした。

かなり肩を鍛えているような、もしかしたら若いころソフトボールか何かをやっていたような見事なフォームで、ものの見事に鴨達のくちばしの30cmほど前にそれを落とします。

それから約五分ほど、私はその光景を隣に立ってじっと眺めていました。

その間、おばあさんは隣の私の事など一切気にかけずに、ひたすらちぎっては投げるという動作を繰り返しました。

このあばあさんなら、もしかしたら私が夢想した鴨の散歩を現実のものと、それも首輪無しで出来るのではないだろうか?

私には、おばあさんと鴨達が親密な信頼関係の輪を形作っているように見えました。

突如、私の脳裏にある種の畏怖を伴う予感がよぎりました。

そして、私はこの輪の中に自分が存在していない事を悟りました。

私は再び歩き始めました。

振り返ると、おばあさんと鴨達はさっきと変わらず踊り続けていました。

そこに私が居ない光景がとても適切に感じました。


……続く。

最後まで読んで頂き、感謝、感激です。

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