2016年元日、新年明けましておめでとうございます。
皆さん、どもども。
うつを背負って人生ヒルクライム中のオペラです。
とりあえず一昨日12月30日、走り納めをしました。
まあ、腰の調子もまずまずで良かったです。
そして2016年1月1日、新年明けて早々私は近所の神社に詣でました。
いわゆる初詣です。
去年と比べると比較的暖かな夜です。
そんな気候的要因も手伝ったのか、境内はたくさんの参拝客であふれていました。
私は参道の最後尾に並んで、参拝の順番を待ちました。
やがて順番が巡り、私の番となりました。
去年とは異なり、私は割と具体的にお願い事を列挙し、その分賽銭も奮発しました。
参拝を終え、無料で振る舞われているお神酒と餅入りぜんざいを有り難く頂いた私は、いよいよ残る大仕事へと赴きました。
おみくじです。
去年この神社で見事一番大吉を引き当てた私は、当時復職したばかりという事もあって、その年の行く末に仄かな希望を見出していました。
これは行ける! 行けないはずがない! よし、逝って、いや行ってしまおう!
これ以上ない明るい幸先に、私の胸は高鳴っていました。
そして1年が過ぎ。
振り返ってみると、2度目の休職、腰と右足甲の痛み、抑うつ感の慢性化と、昨年も相変わらず次から次へと災厄に見舞われたような気がします。
なので今年は少し考えを変えました。
「逆にむしろ大凶の方が今の私には良いのではないのか。
そうだ、この神社はそういう神社なのだ。
凶よ来い、俺に負の力を与えたまえ」
そんな邪な考えを抱きながら、私はみくじ筒をジャラジャラと降りました。
目の前に巫女姿のお姉さんがいます。
私はみくじ棒に書いてある番号を見せるため、ゆっくりとみくじ筒からみくじ棒を一本引き出しました。
「一」
一番です。
私は嫌な予感がして不安になりました。
そんな私の不安をよそに、巫女のお姉さんはあくまで事務的に、引き出しの中からそそくさとおみくじをとりだしました。
とりだしたおみくじをお姉さんが綺麗に折りたたんでくれています。
その瞬間、私の目に入ってしまいました。
『第一番大吉』
「うわぁ、やっちまった。去年と全く同じ一番大吉じゃないか。
どうしてなんだ。
何故それを引く?
今年も去年と同じような一年だということか」
私は真っ白になった頭のまま、そのおみくじをお姉さんから受け取りました。
そして内容をよく見る余裕もないまま帰宅の途に就いたのです。
財布には去年の一番大吉が入っていました。
私は今年の一番大吉との差異を確かめようと、二枚を並べてテーブルに置きました。
そして再び衝撃に襲われました。
「一字違わず同じジャマイカ!」
そう、この二枚は全く同じ内容のおみくじだったのです。
もしかしてこれしか置いていないのでは? そんな疑念さえ頭をよぎりました。
私はこれをどう受け取ればよいのでしょうか?
「あの神社、ご近所さんのよしみなのか、どうも俺に甘すぎるようだ。
好意的に解釈すると、『今年も応援してるからねっ』という事なのだろうか。
おみくじってそんなご祝儀的なものだったっけ?」
元日からいきなり難問を突きつけられ、幸先の分からない2016年が始まりました。
まあとにかく、明けましておめでとうございます。
……続く。
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うつを背負って人生ヒルクライム中のオペラです。
とりあえず一昨日12月30日、走り納めをしました。
まあ、腰の調子もまずまずで良かったです。
そして2016年1月1日、新年明けて早々私は近所の神社に詣でました。
いわゆる初詣です。
去年と比べると比較的暖かな夜です。
そんな気候的要因も手伝ったのか、境内はたくさんの参拝客であふれていました。
私は参道の最後尾に並んで、参拝の順番を待ちました。
やがて順番が巡り、私の番となりました。
去年とは異なり、私は割と具体的にお願い事を列挙し、その分賽銭も奮発しました。
参拝を終え、無料で振る舞われているお神酒と餅入りぜんざいを有り難く頂いた私は、いよいよ残る大仕事へと赴きました。
おみくじです。
去年この神社で見事一番大吉を引き当てた私は、当時復職したばかりという事もあって、その年の行く末に仄かな希望を見出していました。
これは行ける! 行けないはずがない! よし、逝って、いや行ってしまおう!
これ以上ない明るい幸先に、私の胸は高鳴っていました。
そして1年が過ぎ。
振り返ってみると、2度目の休職、腰と右足甲の痛み、抑うつ感の慢性化と、昨年も相変わらず次から次へと災厄に見舞われたような気がします。
なので今年は少し考えを変えました。
「逆にむしろ大凶の方が今の私には良いのではないのか。
そうだ、この神社はそういう神社なのだ。
凶よ来い、俺に負の力を与えたまえ」
そんな邪な考えを抱きながら、私はみくじ筒をジャラジャラと降りました。
目の前に巫女姿のお姉さんがいます。
私はみくじ棒に書いてある番号を見せるため、ゆっくりとみくじ筒からみくじ棒を一本引き出しました。
「一」
一番です。
私は嫌な予感がして不安になりました。
そんな私の不安をよそに、巫女のお姉さんはあくまで事務的に、引き出しの中からそそくさとおみくじをとりだしました。
とりだしたおみくじをお姉さんが綺麗に折りたたんでくれています。
その瞬間、私の目に入ってしまいました。
『第一番大吉』
「うわぁ、やっちまった。去年と全く同じ一番大吉じゃないか。
どうしてなんだ。
何故それを引く?
今年も去年と同じような一年だということか」
私は真っ白になった頭のまま、そのおみくじをお姉さんから受け取りました。
そして内容をよく見る余裕もないまま帰宅の途に就いたのです。
財布には去年の一番大吉が入っていました。
私は今年の一番大吉との差異を確かめようと、二枚を並べてテーブルに置きました。
そして再び衝撃に襲われました。
「一字違わず同じジャマイカ!」
そう、この二枚は全く同じ内容のおみくじだったのです。
もしかしてこれしか置いていないのでは? そんな疑念さえ頭をよぎりました。
私はこれをどう受け取ればよいのでしょうか?
「あの神社、ご近所さんのよしみなのか、どうも俺に甘すぎるようだ。
好意的に解釈すると、『今年も応援してるからねっ』という事なのだろうか。
おみくじってそんなご祝儀的なものだったっけ?」
元日からいきなり難問を突きつけられ、幸先の分からない2016年が始まりました。
まあとにかく、明けましておめでとうございます。
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