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Look595、酷暑の京都で体験した爽やかな出来事。

皆さん、どもども。
うつを背負って人生ヒルクライム中のオペラです。

昨日会社で働いている感を装っている時から思っていました、明日は早朝から自転車に乗るぞ、と。

そして昨日でいうところの明日、すなわち今日ですが、一応起きたのは早朝、そして葛藤に2時間、最終的に出発したのが昼寸前のギリ午前中。

という訳で暑かったです。

まるで3000ワット級のドライヤーを背中にしょって走っているような京都の夏サイクリング。

写真では涼しげに見えますが、現場では川の水が全部蒸発するんじゃないだろうか、と思ってしまうほど暑いです。

P8010252.jpg

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P8010255.jpg

P8010254.jpg

定番の嵐山を通り過ぎ、金閣寺方面へ向かいました。

木陰の下を通ると微かに感じる涼風が唯一の救いでした。

最近急激に増えた欧米系観光客に溢れる金閣寺前を素通りしてそれから暫く進んだところで休憩をとりました。

P8010253.jpg

頬を伝って落ちる汗でアスファルトの色があっという間に黒く変色していきます。

「汗が引くまでもう少しここに座っていよう」

そんな事を考えながらボーッとしていた時です。

写真の施設から、如何にも定年後再就職という体裁の、ワイシャツに蝶ネクタイをしたオジサンが飛び出してきました。

オジサンは手にトランシーバーを持って、まるで何か探し物をしているように辺りをウロウロしていました。

トランシーバーで何をしゃべっているのかはよく聞き取れませんでしたが、恐らくこの施設に来られるお客さんのお出迎えのようです。

真っ黒に日焼けした顔に汗を滲ませながら、オジサンは道路の向こうにいつ現れるともしれないお客さんをじっと待っていました。

一心不乱に遠くを見つめる眼差しがそのオジサンの人となりをあらわしているように思えました。

俺、もしかして邪魔になっているのでは? 

ふとそんな気がした私は、そろそろ出発しようかと考えていました。

何気にオジサンの視線を感じていたこともありましたし。


直後、オジサンがつかつかと私の方に向かって歩いてきました。

やばい、注意される。どっか行ってくれって言われそう。

くそっ、もう少し行動が早ければ。


するとオジサンは私に向かってこう問いかけました。

「すいません、ちょっとお話ししていいですか?」

「えっ!?」

てっきり注意されるとばかり思っていた私はオジサンのこの一言の意味が理解できず、あぁ、注意どころか説教までされてしまうのか? とその時は思いました。

左手にはトランシーバー、右手には何かのメモを持ってお客さんを待っているはずのオジサンが再び私に問いかけました。

「あの、ちょっとお話ししていいですか?」

自分でもこわばった笑顔だと認識しながら、オジサンの顔を見上げて頷く私。

「は、はい」

おいおい、汗だくでヘロヘロの状態のままこれから説教されるのか?俺は。折角ちょっと上がった貴重なテンションが削られていく、いやだ、いや過ぎる、何なんだこの展開は!!

とほぼ自暴自棄に陥っていた私ですが、オジサンのお話しは意外なものでした。

オジサンはまず私の許諾について一言「有難うございます」と礼を述べた後、更に一歩私に近づいてきました。

「あの、私この前NHKでこんな自転車がいっぱい走っているレースのドキュメンタリーを見たんですけど、あれ凄いですよね」

オジサンの話はツール・ド・フランスの件でした。

それからオジサンは、レースや選手についての自分の意見や感動した出来事、或いは驚いた事などを事細かく私に話し続けました。



オフとオンでの選手の雰囲気の違いや、レースの危険性、そしてエースの勝利の為だけに自ら進んで犠牲になるという自転車レースならではの特殊性など。

恐らくオジサンは私のLook595を見た瞬間、この人にならこの話を理解してもらえる、自分の思いを共有してもらえる、と思ったのではないでしょうか。

オジサンは話好きでした。

私も何度か自分のターンを得ようと試みましたが、全てスル―され、すぐオジサンのターンが始まるという展開で終始しました。

暫くするとオジサンお目当てのバスが到着しました。

オジサンは直ぐに運転手の元に駆け寄り、本来の仕事に戻っていきました。

すっかり汗も引いて呼吸も落ち着いた私は帰宅の途に就く為、ヘルメットとサングラスを身に着け、立ち上がったついでにそのまま写真を一枚撮り、そして一仕事終えようとしているオジサンの方に向き直って会釈しました。

するとオジサンは――こんな私に対して――直立不動の姿勢をとり、両手を前に深々と礼を返してくれました。

なんて丁寧でいい人なんだ、俺もあんな年の重ね方をしたいもんだ。

私は素直にそう思いました。

帰りのLook595は実に軽快に走りました。


……続く。

最後まで読んで頂き、感謝、感激です。

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