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復職への道(その4)

皆さん、どもども。
うつボッチオペラです。

運命の復職日を明確に伝えられたその刹那、私の中の底なしの砂時計が綺麗に天地反転しました。
この砂が全て奈落の底に抜け落ちたその瞬間から、私は(晴れて?)社会復帰となるのです。

同じ新しい社会生活への参加とは言っても、新入社員の頃のように希望と不安がほぼ等分に入り混じった心境とはまるで異なります。
今の私の心の中は不安と後悔と恐怖が大勢を占め、目を凝らして注意深く探してみてようやくささやかな希望がチラッと見え隠れするような、非常に不安定で後ろ向きの成分構成となっています。

一度挫折して完全に心折れてしまった生業に精神的ハンデを背負って再び一から挑戦するという、今考えてみると何故こうなったのか自分でも分からない状況に置かれている私。

「これが運命というものなのか?」
素直にこんな感想が浮かんできます。

心の中に点在していた個々の傷は完全にふさがっているのだろうか?
再び同じような精神的反応、或いは不眠、頭痛、呼吸困難などの身体的反応をぶり返したりはしないだろうか?
職場での人間関係を一から築いていけるのだろうか?
職務をきちんとこなせるのだろうか?
人脈の拡大や技術、知識の向上に対するモチベーションを再び燃え上がらせることが出来るのだろうか?

考えれば考えるほど様々な壁が、それこそ津波のように増幅しながら押し寄せてきます。

「考えてても仕方がない、とりあえず走ろう」

奇跡的に毎朝続いているジョギングは唯一のリセットボタンです。
息を切らして汗をかくと、不思議と気持ちが大きく前向きになります。

「何とかこの状態を24時間維持する術は無いものだろうか?」

気持ち――つまり心の容積――が大きくなると、それまで心の中で大勢を占めていたネガティブ要素は相対的に小さくなっていきます。
(砂時計の中で減り続けている砂の事など、最早小さくなりすぎて見つけることも困難なくらいです)
そして心の容積が増加したことによって新たに創出される心の空白は、すぐにポジティブ要素で満たされていくのです。

「複雑なようでやけに単純だな、人の心って」

そんな訳で出社待ちのこの期間、私の人格の中には、
走った直後の拡張した心をもつ非常に前向きな私と、
それから数時間後、萎縮した心で小さくうずくまり、恐怖にひたすら耐えているだけの2人の私がいるのです。

2人の私、
陽オペラと淫、いや陰オペラ。

互いに紛れもない私自身です。
対極にある存在ですが、何故かお互いの思考を矛盾なく受け入れることが出来ます。

私はそんな対極にある2つの自分自身を抱えながら数日を過ごしました。

最後の夜、つまり復職イブ。
時計の針とにらめっこをしながら過ごした運命の前夜。
多分眠れないだろうなと思っていたのですが、これまでの緊張疲れがピークに達して逆に熟睡出来ました。

そして予定より1時間も早く目覚めた運命の朝、私は震える手でネクタイを締め、スーツ姿にかなりの違和感、そして拒否感を覚えつつ玄関の扉を開けました。

「実感が湧かない。(そろそろ湧かないとまずいだろ)
 一日間違ってないだろうか?(そうならラッキーなのに)
 朝ってこんなに暗かったっけ?(暗い心で見てるからか)
 おえっうぇっ!!(絶賛餌付き中です)
 何故か歩く速度が上がらない。(嫌すぎて体が拒否反応)」


こんな感じで時間的には余裕を持って出社。
そしてあの熱血冷血人事が指定した待合室へと侵入。

まるで宙に浮いているかのような心持で椅子に座ってその時を待ちました。

やがて向こうからこっちに向かって歩いてくる人影が目に入りました。

「やっぱり来たか。
 もう後戻りできない。
 バンジージャンプ5秒前の心境ってこんな感じだろうか?
 というか今日一日無事に乗り切れるのだろうか?
 私は本当に今日からここで働くのか?」


私は挨拶をしようと立ち上がり、恐らく例の熱血冷血人事であろうその人を目を凝らして改めて確認しました。

(あれっ!?
 違う!)


そう、私を出迎えたのは例の熱血冷血人事ではなく、
以外にもあの人だったのです。

……続く。 


最後まで読んで頂き、感謝、感激です。 

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