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猿の惑星:創世記(ジェネシス)を観て。

皆さん、どもども。
うつボッチオペラです。


以前少しふれた『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』についてです。

もう一度ストーリーを説明すると、
「薬でちょっと賢くなった猿は仲間を連れて暴れながら山へ帰りました、とさ」
以上です。

ストーリーは至って単純明快ですが、それ故に背後に見え隠れするイデオロギー的な何かを感じずには居られなかった私です。
その上映画自体面白くなかったので、なおさらです、

真剣に見てないのでうろ覚えですが、以下印象に残ったシーンとそれについての私なりの感想です。


猿の緑色の目。
これはモロ白人の目の暗喩ですね。
すなわちこの猿がみる世界は全て欧米文化に染まっていることを意味しています。
自分の目で映るもの。それは本当に正しい現実なのでしょうか?
それは欧米文化という色眼鏡を通して見せられている虚構なのではないでしょうか?


猿の胸の傷跡から除く白い肌。
これも思いっきり白人の肌の暗喩ですね。
つまり外見は異なっていますが、観念や嗜好など、一皮むけばどうしようもなく欧米文化に染まり切っているという抗いようのない現実を見せつけています。


主人公同士(猿と人間)の別れ。
人間が猿に手を差し伸べて帰ってくるよう促します。
しかし猿に「ここが私の居場所だ」的な事を言われて拒絶されてしまいます。
すると人間は何故かやけにあっさりと引き下がり、お互いの意志を尊重するかのごとく猿の自立を歓迎します。
彼(人間)のこれまでの戦いは一体どこにいったのでしょう?

私にはその時の彼(人間)がこの結末にほっとしているように見えました。

「帰ってくるなんて言われたらどうしよう。
 やっぱお互い共存なんて無理だよな。
 とりあえず引き留めはしたし倫理的な問題も道徳的な罪悪感もないしこの結論がベストだよな」

物わかりのいい猿で良かった、とは言わないまでもこの位の事は思っていたのかもしれません。



最後のシーン、高層ビルと巨木の対比。
主役猿は人間の文明の象徴である高層ビル群に憧れと郷愁の入り混じった眼差しを向けます。
高層ビル群はそのまま近代化された欧米文明を指しています。

その後、それに対比するように描かれた森の中で高くそびえる巨木。
巨木は高層ビルに象徴される欧米文明に対する猿たちの本来あるべき文明の象徴です。
人間との共存をあきらめ、高層ビルの対比となるその巨木をどこまでも昇っていく猿たち。

猿たちは人間の生活や文化に憧れを抱きつつも、人間から与えてもらった知己だけを頼りに――人間から望ましいと思われている――本来の居場所で生活を始めるのです。

この最後のシーン、
人間を欧米或いは白人に、猿を有色人種に置き換えると言いたいことが見えてきます。





衰退していく欧米文明に対し、生命力に溢れ、欧米から自立してどこまでも上昇していくように見えるその他の文明との対比が鮮明に描かれています。

この映画、もう少し面白ければこれらのイデオロギー的な側面はそれほど気にならなかったのかもしれませんが、もうとにかくつまらないのでこのような粗探しに勤しむ羽目になりました。

ここまで来てふと思いました。
「映画の二時間とこの記事に費やした三十分、返してください」
もう手遅れか。





……続く。 


最後まで読んで頂き、感謝、感激です。 

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