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『坂の上の雲 二』を読んで。

皆さん、どもども。

うつボッチオペラです。


『坂の上の雲 二』を読み終わりました。

もし御興味がおありであれば、一巻については過去の記事に述べてありますのでそちらを参照してください。



いやぁ、いいですね。

帝国化されていく世界の中、必死で生き残ろうともがく当時の日本、そして日本人の姿。


二巻では日本が日清戦争に勝利し、いよいよ日露戦争を意識する所までが描かれています。


主役の秋山兄弟は順当に陸軍、海軍で出世していきます。

しかしそれとは対照に、正岡子規はついぞ臨終の床に伏してしまいます。

さらに子規の後輩に当たる高浜虚子や河東碧梧桐なども登場して物語はより深みを増して行きます。



この巻で特に印象に残ったことについて話します。



まず1つは、いよいよ不気味にその巨大な影を全世界へ広げ始めた帝政ロシアの存在です。

列強から「眠れる獅子」との過大評価を受けていた清国は、日清戦争によりその脆弱な正体を露呈させます。

シナ人の愛国心の無さ、だらしなさ、怠慢、腐敗。

それは列強が「シナは死肉である」と認識した瞬間であり、「死肉であるならば食用とされるべき」との判定を下した瞬間でした。

ロシアを含めた列強各国は貪るようにシナ大陸を蚕食し始めました。

そして、もはやロシアの南下政策は日の目を見るより明らかです。





朝鮮まで取られたら――、恐怖におののく日本の姿が垣間見えます。



当時ロシアから日本がどのように見られていたかが窺い知れるセリフが有ります。

日本の発した「ロシアとの戦争やむなし」という情報に対してロシア皇帝ニコライ二世が平然と返した言葉です。



「戦争にはならない。なぜなら、私が戦争を欲しないから」



つまり、開戦するかどうかはロシア側が決める事であって、それを決める自分に今はその意志が無いのだから戦争はありえない、ということです。

いくら清国に勝利し、その存在を国際社会にアピールした所で、白人支配の国際情勢の中に置いては、日本の地位などは所詮こんなものだったのです。





2つ目はアメリカとスペインによるキューバをめぐる戦争です。

この戦争でスペインはアメリカに大敗しました。

当時アメリカは現在のような大国ではなく、軍事面においても新興国の1つに過ぎませんでした。

そのアメリカが海戦において何故スペインに勝てたのか?



それを以下のように説明しています。



民族的性質と、かきがら(固定観念)。


民族的性質。

大航海時代に隆盛を誇ったスペインの民族気質はもはやこの時代の風潮には合っていませんでした。

冒険心旺盛で個人活動に秀でているその民族性は、戦争を集団的な行動により有利に進める近代戦術とは相容れないものでした。



かきがら。

船が長い航海を終えて帰港すると、船底には大量のかきがらが付着しています。

これによって船足は格段に衰えてしまう為、常に綺麗に取り除く必要が有ります。

人間もこれと同じ。

経験はたくさんの知識を収める事が出来るが、同時に相当の固定概念(かきがら)も身に着けてしまう。

歳を取れば最早そのかきがらを自分で取り除く事は不可能に近い。



素人のアメリカの方が柔軟で合理的であり、それが玄人のスペインを打ち負かす要因の1つだったということです。



日本は当時旧藩閥で占められていた軍部の体制を一新します。

みずからかきがら掃除をしたのです。

これは日本が更に躍進する大きな一因となりました。




歴史を、それも自国の辿ってきた道を連続した物語として読むのは中々持って興味深いものです。

国際社会における位置付け、当時の国柄、そして決断とその結果。

それらから学ぶべきことは多いと思います。



思えば昨今の極東情勢。

なんだかこの当時に通じる物があるような気がするのは気のせいでしょうか?






……続く。


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