プロフィール

オペラ

Author:オペラ

※所有バイク
Look595
Operaベルニーニ
ルイガノXC-Race

愛車Look595

最新記事

最新コメント

カテゴリ

おすすめ(ロードバイク)











おすすめ(本)













ブログ村このブログの記事

RSS

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
トラックバック
トラックバック送信先 :
コメント
▼このエントリーにコメントを残す

   

『日本人の誇り』を読んで。

皆さん、どもども。

うつボッチオペラです。



藤原正彦著『日本人の誇り』を読んだ。


この著書は主に日本の近現代史にフォーカスをあてて書かれたものである。

だが著者は歴史学者でも政治学者でもなく、理学系の学者である。

それゆえ理系の学者からみる視点で当時を振り返り、日本人の辿ってきた富国強兵及び戦争の歴史が限りなく客観的に説明されている。

そして、そこから現在の日本及び日本人が取り戻すべきアイデンティティについて触れている。




本著の特徴として、
最近の出版物によく見られがちな、極度に愛国的、或いはリベラルという偏った思想を植え込むような語り口調ではない事が挙げられる。

きちんと日本人の犯した過ち、ミス、失敗なども列挙され、それらについては批判する姿勢を取っている。

しかし包括的な論調としては欧米列強に翻弄された被害者としての日本というスタンスにその思いが強く出ている事も否めないが、それはまあ日本人なのだから当然の事だろう。





よく「事実は小説よりも奇なり」という言葉が用いられる事があるが、本著の内容はまさにそれに類する。


著者は、ペリー来港からサンフランシスコ講和条約までの約100年間を称して『100年戦争』と呼び、一くくりにしてまとめている。

つまりその間の出来事、戦争などは皆連続性を持った世界思想の上で起こった出来事であり、決してそれらを細切れにして論じるべきではない、と謳っている。

例えば、日中戦争と日米戦争(太平洋戦争)を分けて考えてしまうと、その背景や欧米列強(アングロサクソン)の深謀遠慮は途端に煤けて見えなくなり、物語の本質を読み取る事が出来なくなるというものである。





極端な帝国主義により、”生かさず殺さず”の本意を隠したまま日本を含むアジア全体を踊らせ続けた
英米独露などの欧米列強。

それに気付かず生き残りをかけて自衛に奔走する日本。



また帝国主義が終焉を迎え、新自由経済主義の現在においても欧米の提示するモラルにYesかNoでしか応える事の出来ない日本。


筆者はここで、逆に新しいモラルを日本が提示できないのは何故か、欧米のモラルを日本の美徳から批判すら出来ないのは何故か、というジレンマにも触れている。

帝国から自由へ、主義は変われど100年前から変わっていない欧米とアジアの位置関係。



なかなか目からうろこの著書だった。

皆さんもこれからの秋の夜長に読書でも如何だろうか。






……続く。

最後まで読んで頂き、感謝、感激です。

ランキングに参加しています。よろしければポチッとお願いします。

ブログランキング・にほんブログ村へ




拍手、コメント、それだけが励みです。よろしくお願い致します。
   ↓↓
関連記事
スポンサーサイト
トラックバック
トラックバック送信先 :
コメント
▼このエントリーにコメントを残す

   
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。