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ランス

皆さん、どもども。

うつボッチオペラです。

ジロデイタリアが終わりツールドフランスも間近に迫った六月、ロードレース界ではその前哨戦であるドーフィネなぞも開催されており、まさにシーズン真っ盛りの様相を呈している。

期間限定で無料放送中のスカパーでそのロードレースを観戦していると、思い出したくはないのにどうしても思い出さざるを得ない事案が頭をよぎる。

ランス・アームストロングである。

さかのぼる事数ヶ月、彼はついにTV番組でドーピングに染まっていた過去を告白するに至り、これで悪しくも再び時の人になってしまったわけだ。

ツール7連覇の偉業は白紙に戻され、UCI管轄のレースからは永久追放、更にスポンサーからは賠償金請求されるわ彼の主催団体であるリブストロングからは会長の座を追われるはめになるわで、なんとも惨憺たる現状である。

私個人に限って言うと、彼の7連覇の全DVDや関連書籍などにつぎ込んだなけなしのお金の返還でも請求したいところである。

それに私の3台所有する自転車のサドルは彼に影響されて全てコンコールライトを使用しているし、Look595に置いては厚みがあるコンコールライト以外のサドルではシートポスト長が足りなくなってしまう。

つまり、もう変更不可能だと言う事だ。

まあサドル自体は気に入って使っているので問題ないし、書籍はもう読むことは無いのでいいとして、問題はDVDである。

今後どのような視線で観れば良いのだろうか?

考えようによっては、決して人間の及ばない領域で戦っている化け物達のレースとして、異常なまでに高いそのパフォーマンスを堪能するという楽しみ方も出来なくは無い。

何しろランス7連覇中のツールドフランスのレース平均速度は40km/hにまで達し、速度の落ちた現在に比べある種異彩を放っているとも言えるのだから。

話を戻すと、私はランスのドーピング問題は決して彼一人の罪ではないように思える。

彼だけでは決して成しえなかっただろうし、ここまで隠蔽し続ける事も不可能だったろうと思う。

そこには様々な背景が隠されており、現在に置いても真実は暗い深淵の中である。

監督のブリュイネルを筆頭にチームぐるみでのその不正行為は、それを当然の事とする体制に抗う事の許されないレーサー達をも巻き込み、やがてはUCI(国際自転車競技連合)という巨大な組織にまで及んでいく事となる。

私の推測の域を出ないしランスも明言している訳ではないのだが、恐らくUCIは彼らの不正行為を早くから掴んでいるにもかかわらず容認或いは半ば共謀していたのではないだろうか?

ロードレース業界に置いて、ランスとはまさしくアメリカそのものであり、アメリカとはナイキ、オークリー、ディスカバリーチャンネルなどを含む巨大な資本の事である。

つまりUCIにとってランスの活躍とは、そのまま巨大資本のロードレース界への投資に他ならないのだ。

ガンを克服し、奇跡のツール優勝というアメリカ人の他国におけるアメリカンドリームの体現者となったランスの功罪の1つに、ロードレースを真の意味でワールドワイドにまで成長させたという事がある。

何しろロードレース後進国の日本においてでさえ、ロードバイクブームというものが湧き上がったほどなのだから。

ちなみに私もその一人である。

UCIにとって、それはランスと利害がきっちり一致するところであり、ランスのツール優勝はやがてUCIにとっても一年の必要事項となっていく。

彼は、まさにUCIが待ち望んでいたサクセスストーリーとお金とを背負ったスーパースターだったのだ。

ランスは、まるで連載を辞めさせて貰えない人気漫画家のように、UCIやスポンサーを含む周囲からの期待に応え続けていく。

彼の告白の中に、「ドーピングは即ち健康管理の一環だった」という話があり、当時の彼にとってそれは当然行うべき仕事でありそこには微塵も罪悪感の入り込む余地は無かったと言う。

そして絶対的なカリスマの元にそれをメンバーにも強要(明示した訳ではないが)する彼の姿勢は、周囲に高圧的で傲慢な彼の人間像を植えつけていく。

なぜ当たり前のようにこのような事が行われていたのだろうか?

ランスとブリュイネルが率いていたUSポスタルチームは、アメリカの郵政公社がスポンサーに就いた、所属ライダー含めまさに国家を背負ったオールアメリカンとも言えるチームである。

超大国アメリカが国の威信をかけてヨーロッパのロードレースの世界へ殴りこみをかけにいったに等しい。

勝つことで存在の意義を見出し、また勝つこと以外に存在の理由はないような、そんな緊張感と重圧を常に感じ続けていたように思う。

彼らには、もはや選択の余地など無かったのだ。

それでも選手の中にはドーピングの罪悪感に耐えかね、匿名で告発するものもいたらしいのだが、所詮一個人の言い分など巨大な権威の前では無力に等しい。

今回ランスの件が、彼が既に引退しているにも関わらず表面化し、そしてこうもスムーズに告白にまで至らしめたのは、ランディスを含むランスの腹心達の告発(彼らの減刑をエサにした)によるものも大きいが、UCIやナイキを含む彼のスポンサーによる現在の旗色についての判断に拠る所もまた大きいのではないだろうか。

ランスはもう必要無くなったのである。

ナイキもこの問題が取り上げられた当初こそランスの継続サポートを表明していたが、旗色が悪くなると手のひらを返したようにそれを取り下げ、これまでのスポンサー料の返還を求めている。

今の所は罪人のイメージが強いランスなのだが、彼が自転車業界に残した功罪は数え切れないほど多く、また大きい。

現在彼の半生を描いた映画の企画が進行中らしいが、彼の人生はなんの脚色も加えることなく映画として成立するほどに激しく、今を持って世界の衆目を集め続けている。

映画はまさに今が売り時である。
この辺りはさすがランス・アームストロング。転んでも只では起きない。

人間的にはまだまだ改心には程遠いように思える彼のこれからの人生に、微かな不安と大きな期待を抱きつつロードレースの繁栄を願う今日この頃である。


……続く。

最後まで読んで頂き、感謝、感激です。
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