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ノルウェイの森

皆さん、どもども。

うつボッチオペラです。

遅ればせながら日本の誇る文豪、村上春樹氏の代表作『ノルウェイの森』を拝読させていただいた。

昔から気にはなっていたのだが、いつかそのうちと思い続けて現在に至り、ようやく世界に誇る名著を読む機会にめぐり合えた。

以前、氏の著作『アフターダーク』を読んだとき、「ふーん、こんなもんか」と思った経験があったので、本著を読むに至ってそれほど高い意気込みがあった訳ではなかった。

しかし感想はというと、”とにかくすごい”、その一言である。

気が付くと物語の世界に強引に引きずり込まれていて、ただひたすらに時を忘れてページを繰っている。

この小説は38歳の主人公が自分が二十歳前後だった時代を回想する物語である。

特に何の特徴も無く、人付き合いも自ら避けるような控えめで大人しい主人公である。

しかしそこは小説、様々な暗闇を心に秘める登場人物達が主人公に関わってくる。

主人公はその関わりの中で様々な人の死の形を目の当たりにし、そしてそれを自分の生へと取り込んでいく。

登場人物は主人公含め、基本的にみな善人である。

善人なのだが、どこかいびつな善人である。

淡々と毎日を生きていく主人公は、そのどこかいびつな善人達に生活をかき回され、そして互いに強い影響を受けあう。

それは死であったり、恋であったり、人生観であったり、時に求め、時に与え、やがて大人への一歩として自分の中に刻んでいく。

生と相反する死、ではなく、生の中に取り込まれた死という概念を学んでいく。

この小説の登場人物の多くは自殺という結末で主人公の前から姿を消していく。

主人公は短いが濃く彩られた彼らとの関係を、死という終焉によりばっさりと断ち切られるのだ。

十代から二十歳になるその微妙な人生の過程に置いて、この世の最も残酷で無慈悲な別れを幾度も繰り返し主人公は成長していく。

それは二十歳の主人公には実感できない成長であり、20年後振り返ったときようやく見えてくるものなのだ。

基本的には悲しい物語である。

あまり”うつ”の時に読む本ではないのかもしれない。

しかし、読んで良かったと思える一冊である。




……続く。

最後まで読んで頂き、感謝、感激です。
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